牧場で草を食べている羊を見ると、
「羊って一生ずっと草だけ食べてるの?」
「他のものは食べないの?」
と疑問に思ったことはありませんか?
実は羊の食生活は、
想像以上に奥が深く、草だけではありません。
この記事では、
• 羊の主食は何か
• 草以外に食べるもの
• なぜ草だけで生きられるのか
• 人間の食べ物をあげてもいいのか
などを、羊の体の仕組みと一緒にわかりやすく、メーにゃ🐑が解説します。
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羊の主食はやっぱり「草」
結論から言うと、
羊の主食は草(牧草)です。
羊は「草食動物」であり、
自然界では主に次のようなものを食べて生きています。
• 牧草
• 野草
• 葉っぱ
• 若い芽
牧場では、羊専用に育てられた
牧草(チモシーなど)が与えられることが多いです。
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なぜ羊は草だけで生きられるの?
人間は草を食べても栄養になりませんよね。
では、なぜ羊は草だけで生きていけるのでしょうか?
羊は「反すう動物」
羊は、
反すう(はんすう)動物と呼ばれる動物です。
反すう動物の特徴は、
• 胃が4つある
• 食べた草を一度飲み込み、あとで口に戻して噛み直す
という特殊な消化の仕組みを持っていることです。
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4つの胃の役割 (羊の生態はこちらも参照に)
羊の胃は、
- 第一胃(ルーメン)
- 第二胃(レチiculum)
- 第三胃(オマスム)
- 第四胃(アボマスム)
の4つに分かれています。
特に重要なのが第一胃で、
ここには大量の微生物が住んでいます。
この微生物たちが、
• 草の繊維(セルロース)を分解
• 羊が吸収できる栄養に変える
ことで、
羊は草からエネルギーを得られるのです。

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羊は草以外も食べるの?
「じゃあ羊は草しか食べないの?」
というと、答えはNO。
羊が食べる草以外のもの
飼育されている羊は、状況に応じて次のようなものも食べます。
• 乾草(干し草)
• 穀物(トウモロコシ、大麦など)
• 配合飼料(栄養を調整したエサ)
• ミネラルブロック(塩分・ミネラル補給)
特に、
• 成長期の子羊
• 妊娠・授乳中の母羊
には、
草だけでは足りない栄養を補うために、
穀物や専用飼料が与えられます。
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野生の羊は何を食べている?
野生の羊や、半野生状態の羊は、
• 野草
• 低木の葉
• 木の皮
• 若い枝
なども食べます。
羊は意外とグルメではなく、
その場にある植物を幅広く利用できる動物です。
ただし、
有毒な植物を避ける本能も持っており、
基本的には安全なものを選んで食べます。
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羊に人間の食べ物をあげてもいい?
これはとても重要なポイントです。
基本的にNG
• パン
• お菓子
• おにぎり
• 野菜くず
これらは、
羊の消化器官に大きな負担をかけます。
特に、
• 糖分
• 塩分
• 油分
は羊にとって危険です。
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間違ったエサが引き起こすリスク
人間の食べ物を与えると、
• 胃内環境が崩れる
• 下痢や食欲不振
• 重症の場合、命に関わる
こともあります。
動物園や牧場で
「エサをあげないでください」と書かれているのは、
羊の命を守るためなのです。
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水もとても大切
食べ物と同じくらい大切なのが水です。
羊は草食動物ですが、
意外とたくさんの水を必要とします。
• 夏場
• 授乳中
• 乾草中心の食事
のときは、
特に水分補給が重要になります。
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羊は一日中、食べている?
羊は、
• 少し食べる
• 休む
• 反すうする
を一日中繰り返します。
常に口を動かしているように見えるのは、
食べているのではなく、
反すうして噛み直している時間も多いためです。
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まとめ|羊は草が主食だが、それだけじゃない
最後にまとめます。
• 羊の主食は草・牧草
• 胃が4つあり、草を栄養に変えられる
• 成長や体調に応じて穀物や専用飼料も食べる
• 人間の食べ物は基本NG
• 水分補給も非常に重要
羊は、
草という一見栄養のなさそうなものを、
最大限に活かして生きる賢い動物です。
次に羊を見る機会があれば、
「今食べてる草、実はすごいエサなんだな」
と思いながら観察してみてください 🐑✨

